耳を塞がず音楽を流せるイヤーカフイヤホン。今回は音質を軸に、実際に使った感触と販売店やレビューのリサーチをもとに7モデルを比べてみました。
この記事で紹介するイヤーカフイヤホン7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Bose Ultra Open Earbuds | ![]() |
開放型でも厚みのある音 | Amazon楽天 |
| 2位 | NUARL νClip | ![]() |
国産チューニングの実力派 | Amazon楽天 |
| 3位 | audio-technica ATH-CC500BT2 | ![]() |
軟骨伝導でボーカルが近い | Amazon楽天 |
| 4位 | SONY LinkBuds Clip | ![]() |
外音の自然さとアプリ設定 | Amazon楽天 |
| 5位 | EarFun Clip 2 | ![]() |
1万円以下で音質もLDAC | Amazon楽天 |
| 6位 | Victor HA-NP1T | ![]() |
4.9gの軽さと色展開 | Amazon楽天 |
| 7位 | UGREEN イヤーカフイヤホン | ![]() |
3千円台の入門用 | Amazon楽天 |
耳を塞がないのに音質はどこまで伸びた?
イヤーカフイヤホンは耳たぶを挟んで装着する開放型です。数年前までは「音がスカスカ」と言われがちでしたが、今のモデルは低音の量感まで出るようになりました。
音質で見るとき、私が気にしているのは3つです。低音がちゃんと体に届くか、ボーカルがくっきり前に出るか、そして音漏れがどこまで抑えられているか。この3点がそろっていれば、開放型でも「音を楽しむイヤホン」として通用します。
- 低音の押し出し(ドライバー口径が大きいほど有利)
- ボーカルの明瞭さ(軟骨伝導系はここが得意)
- 音漏れの少なさ(逆位相や指向性スピーカー搭載モデルが強い)

イヤーカフ型って音漏れが心配されがちですが、最近は逆位相のおかげで小さめの音量ならオフィスでも意外といけますよ。
音質で選ぶイヤーカフイヤホンのおすすめ7選!
第1位:Bose Ultra Open Earbuds Black

私が今いちばん使っているのがこれです。開放型なのに低音がしっかり体に届いて、初めて着けたときは「耳を塞いでないのにこの厚み?」と声が出ました。
Boseの空間オーディオを入れると、音が頭の外に広がって映画のセリフも聴き取りやすくなります。電車で使っても、音量を上げすぎなければ隣の人に漏れている感じはほぼありませんでした。
惜しいのは、ワイヤレス充電に対応していない点と、本体がやや大ぶりで耳が小さい人には存在感が強いこと。価格も4万円近いので、そこは覚悟がいります。
開放型でも厚みのある音を出す音質最上位
第2位:NUARL νClip NVCE01-NB ナチュラルブラック

日本の音響ブランドNUARLが手掛けたイヤーカフです。私は店頭で試聴しただけですが、低域の沈み込みと粒立ちのよさがはっきり分かりました。
レビューを追いかけると「開放型なのに音が濃い」「ボーカルの息づかいまで見える」という声が目立ちます。国産チューニングらしく、味付けが上品だと感じる人が多いようです。
注意点は、発売が新しめで店頭在庫が少なく、価格も2万円台後半とやや高いこと。手に取れる店が限られるので、試聴のハードルは高めです。
国産チューニングで音の密度が濃い
第3位:audio-technica ATH-CC500BT2 BG ベージュ

オーディオテクニカの軟骨伝導ワイヤレスです。耳の軟骨に音を伝える方式で、ボーカルがぐっと近くに聞こえるのが持ち味だと販売店スタッフが話していました。
口コミでは「声モノや弾き語りが気持ちいい」「長電話でも耳が痛くならない」という評価が多めです。在宅ワークで人の声を聴く時間が長い人に向いています。
ただ、重低音のドスンとした量感は控えめで、EDMやヒップホップをガンガン鳴らしたい人には物足りないかもしれません。静かな部屋だと音漏れも少し気になります。
軟骨伝導でボーカルが近く聴こえる

正直、音質だけならBoseが頭ひとつ抜けてます。ただお値段もいい大人価格なので、そこは財布と相談ですね…。
第4位:SONY LinkBuds Clip WF-LC900 VZ ラベンダー

ソニーのイヤーカフも数日借りて使ってみました。外の音の入り方がとにかく自然で、街を歩いていても車の接近に気づける安心感がありました。
専用アプリで音の設定を細かくいじれるので、低音を足したり声を持ち上げたり、自分好みに寄せられます。ソニーらしく通話の相手の声もクリアでした。
気になったのは価格が高めなことと、ケースがポケットに入れるとやや存在感があること。音質は上位機に一歩譲る印象でした。
外音の自然さとアプリ設定が優秀
第5位:EarFun Clip 2 イヤーカフイヤホン ブラック

1万円以下で音質を求めるならこれです。私も普段の散歩用に使っていますが、この価格でLDACまで対応しているのは正直びっくりしました。
低音もちゃんと出て、物理ボタンで操作できるから走っていても誤操作しません。本体10時間、ケース込みで長く持つので、充電を忘れがちな私でも安心でした。この音でこの値段、やばいって!!
弱点はワイヤレス充電に非対応なところ。とはいえ価格を考えれば、ここは目をつぶれる人が多いはずです。
1万円以下でLDAC対応の実力機
第6位:JVCケンウッド Victor HA-NP1T-A ティールブルー

Victorの「音アクセ」を掲げたモデルで、片耳約4.9gという軽さが評判です。8色のカラーからファッション感覚で選べて、耳元のアクセントにもなります。
レビューを見ると「ボーカルがシルキーで聴き疲れしない」という声が多く、中高音の描き方が好みだという人が集まっています。物理ボタンなので操作の誤爆も少なめです。
低音の厚みは標準だと控えめで、アプリのイコライザーで補う前提になります。高音質コーデックのLDACに非対応なのも、音にこだわる人には引っかかる点です。
約4.9gの軽さと8色の色展開
第7位:UGREEN イヤーカフイヤホン ブラック

3千円台という価格で、初めてのイヤーカフを試す入り口にちょうどいい1台です。ガジェットブランドUGREENらしく、値段のわりに作りはしっかりしています。
口コミでは「この値段でここまで鳴れば十分」「入門機として満足」という声が中心です。中低域にほどよく厚みがあり、安価なカナル型よりも聴きやすいという評価もありました。
ただマイク性能はいまいちで、通話メインには向きません。マルチポイントやアプリにも非対応なので、あくまで気軽に試す用途と割り切るのがよさそうです。
3千円台で試せる入門用の1台
7モデルを音質と装着感で並べて比べた
数字のスペックだけでは伝わりにくい部分を、実際に使った感触と口コミのリサーチから点数化してみました。耳から落ちにくさは、走ったり下を向いたりしたときのズレにくさの目安です。
| 順位/モデル | 音質 | 装着の軽さ | 耳から落ちにくさ | おすすめの使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 Bose | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 通勤で映画や音楽をじっくり |
| 2位 NUARL | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 自宅で音の濃さを味わう |
| 3位 audio-technica | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 在宅ワークの長い通話 |
| 4位 SONY | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 街歩きで周囲の音も拾いたい |
| 5位 EarFun | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 価格を抑えて音も楽しむ |
| 6位 Victor | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 軽さと色で選ぶ普段使い |
| 7位 UGREEN | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 初めての1台を安く試す |
イヤーカフを気持ちよく鳴らす小ワザ
買った直後は「思ったより低音が薄いかも」と感じることがあります。多くはアプリのイコライザーで低音を少し持ち上げるだけで印象が変わります。
装着位置も大事で、耳たぶの少し上、軟骨のくぼみに乗せると音がぐっと安定します。スピーカー部を耳穴のほうへ数ミリ寄せるだけで、低音の量感がはっきり増えます。
一緒に用意しておきたいもの
イヤーカフは耳から外れて落ちることがあるので、シリコンの落下防止ストラップがあると外での不安が減ります。数百円で買えるので保険として持っておくと安心です。
持ち運びが多い人は、ケースを傷から守る小さなシリコンカバーも便利です。汗をかく季節は、アルコール不使用のクリーニングシートで本体を拭いておくと清潔に長く使えます。
音質重視でイヤーカフを選ぶなら
予算に余裕があるなら、開放型でも厚みのある音を出すBoseかNUARLが有力です。価格を抑えつつ音も楽しみたいなら、EarFun Clip 2で悩む必要はほとんどありません。
声モノ中心ならaudio-technica、街歩きの安全も大事にしたいならSONY、軽さと色で選ぶならVictor。とりあえず安く試したい人はUGREENから入るのもありです。自分の聴く音楽と使う場所で選べば、開放型でも音に満足できます。
ムラサキしんオーディオ機器を得意とする筆者。今回は家電量販店のスタッフやメーカーへの取材と、実機のリサーチをもとにイヤーカフイヤホンを比べました。読者目線での聴きやすさを大切にしています。

