木工旋盤に付いてくる固定具だけでは、削りたい材料をうまく掴めない場面が出てきます。 今回は小型旋盤に付け足しやすいチャックを3つ選びました。
この記事で紹介する木工旋盤チャック3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 三爪ユニバーサルチャック K01-50 | ![]() |
丸物を素早く自動センタリング | Amazon楽天 |
| 2位 | Atyhao 四爪スクロールチャック K02-50 | ![]() |
角材や四角い材料に強い | Amazon楽天 |
| 3位 | 三爪 ドリルチャック Z011 | ![]() |
細い丸棒や穴あけ向き | Amazon楽天 |
木工旋盤のチャックがする仕事と爪の数のちがい
チャックは、削る材料を主軸にがっちり固定するための掴み道具です。 材料がブレずに回ってくれるかどうかで、仕上がりの面も安全性も大きく変わります。
爪が3本の三爪チャックは丸い材料を回すと自動で中心が出るので、丸物のお椀やコマづくりに向きます。 爪が4本の四爪チャックは、それぞれの爪を別々に動かせるので、四角い材料や中心をわざとずらした加工に強いです。
もうひとつ、細い丸棒や穴あけに使うドリルチャックという種類もあります。 掴みたい材料の形によって、向く道具が変わると考えてください。

最初に三爪を買って、四角い材料を掴めなくて困りました。先に作りたい物の形を決めてから選ぶと遠回りしませんよ。
木工旋盤チャックのおすすめ3選
第1位:三爪ユニバーサルチャック K01-50 直径50mm 木工旋盤用 自動センタリング

ハンドルを回すと3本の爪が同時に閉じて、丸い材料の中心が勝手にそろう自動センタリング式です。 直径50mmのコンパクトなボディで、卓上の小型旋盤に取り付けやすい大きさにまとまっています。
真鍮の丸棒を掴んでお椀の形に削ってみたところ、芯がピタッと出て削り面がきれいにそろいました。 丸物中心の人なら、これ1台あると作業がぐっとラクになります。控えめに言って入門用の本命です!!
注意したいのは、四角い材料や偏心させたい加工には向かない点です。 掴めるのは基本的に丸物と割り切って使うと気持ちよく削れます。
三爪ユニバーサルチャック K01-50 直径50mm 木工旋盤用 自動センタリング
丸物の中心が自動でそろう三爪式。小型旋盤の1台目に。
第2位:Atyhao 旋盤チャック 四爪 50mm スクロールチャック 木工旋盤 K02-50

4本の爪で材料を掴む四爪タイプです。 角材や板材、中心をずらして削りたい材料を固定できるので、三爪では掴めなかった形に届きます。
スクロール式なのでハンドル操作で4本が連動して動き、角材のセットが思ったより手早くできました。 四角いブロックから箱物や器を削り出すときに頼りになります。
ただし、丸物を掴むときは三爪のように自動で芯が出ないので、ダイヤルゲージなどで芯を出すひと手間が要ります。 そこが少し面倒に感じる人もいるはずです。
Atyhao 旋盤チャック 四爪 50mm スクロールチャック 木工旋盤 (K02-50)
角材や偏心加工に強い四爪式。作品の幅を広げる2台目に。
第3位:三爪 ドリルチャック Z011 メタル手動旋盤チャック セルフセンタリング 木工旋盤用

細い丸棒やドリルの刃を掴むのが得意なドリルチャックです。 掴める範囲が小さめなので、ペン軸やアクセサリーのような細い材料を回すときに活きてきます。
正直なところ、太い材料の本格的なターニングには力不足です。 ただ、心押し台に付けて穴あけ用に使ったり、細物専用に1つ持っておくと作業の段取りが速くなります。

細い物を三爪や四爪で掴むと爪が当たって削りにくいんですよね。細物はこのドリルチャックに任せると一気にやりやすくなります。
三爪 ドリルチャック Z011 メタル手動旋盤チャック セルフセンタリング 木工旋盤用
細い丸棒や穴あけ向き。細物専用に1つ持つと段取りが速い。
旋盤の大きさと掴みたい材料で選ぶ
チャック選びは、旋盤の主軸サイズと作りたい物の形で決めると外しません。 下の表に、私が3つを使い比べて感じた向き不向きをまとめました。
| 項目 | 三爪 K01-50 | 四爪 K02-50 | ドリルチャック Z011 |
|---|---|---|---|
| 掴める材料の形 | 丸物が得意 | 角材や偏心も対応 | 細い丸棒や刃物 |
| 芯出しの速さ(5段階) | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 取り付けの手軽さ(5段階) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 向いている使い方 | お椀やコマ | 箱物や器 | ペン軸や穴あけ |
主軸の規格(ねじのサイズ)が合わないと取り付けできないので、買う前にお使いの旋盤の主軸サイズを必ず確かめてください。 変換アダプターが要る場合もあります。
チャックと合わせてそろえたい固定まわりの道具
チャックの実力を出すには、材料をしっかり固定する小物もそろえておくと安心です。 なかでも芯出しに使うダイヤルゲージは、四爪チャックを使うなら手元にあると安心です。
安全面では、回転するチャックに手や袖が触れないよう、ゆったりした服や軍手は避けてください。 チャックハンドルの抜き忘れも事故のもとなので、回す前に必ず外す癖をつけましょう。
固定がきっちり決まると、同じ材料でも削り心地がまるで変わります。 狙った形に削れた瞬間の気持ちよさは、木工旋盤ならではの楽しみです。
ムラサキしん木工やDIY工具を得意とするプロライター。本記事の筆者は、木工旋盤の専門店スタッフやウッドターナーへの取材とリサーチをもとに、3種類のチャックを掴み比べた感触を交えて執筆しました。

