庭やDIYの現場で「溜まった水をなんとかしたい」というとき、頼りになるのが水中ポンプです。清水用から汚水用まで種類が多いので、今回は用途別に選べる9台を比べてみました。
この記事で紹介する水中ポンプ9選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 工進 ポンスター PX-654 | ![]() |
家庭の汚水排水にちょうどいい | Amazon楽天 |
| 2位 | 工進 ポンディ SM525H | ![]() |
清水の排水と水やりに便利 | Amazon楽天 |
| 3位 | ツルミ LB-480 | ![]() |
工事現場の定番排水ポンプ | Amazon楽天 |
| 4位 | ツルミ 50PNA2.4S | ![]() |
自動運転で溜まり水を監視 | Amazon楽天 |
| 5位 | 京セラ AMG3000 | ![]() |
パワー重視のプロ用モデル | Amazon楽天 |
| 6位 | HiKOKI AP400 | ![]() |
電動工具メーカーの安心感 | Amazon楽天 |
| 7位 | 寺田 SA-150C | ![]() |
昔ながらの丈夫な汚水用 | Amazon楽天 |
| 8位 | 寺田 PXA-400 | ![]() |
汚物混じりの水も自動排水 | Amazon楽天 |
| 9位 | 寺田 CXA-400 | ![]() |
砂を含む水に強いテクポン | Amazon楽天 |
そもそも水中ポンプはどんなときに使う道具?
水中ポンプは、水の中に沈めてスイッチを入れるだけで、溜まった水をホースで別の場所へ送り出せる道具です。
庭に降った雨がなかなか引かないとき、床下に水が入ってしまったとき、池の水を入れ替えたいとき。バケツで汲むと大変な作業も、ポンプなら沈めておくだけで勝手に排水してくれます。

台風のあとに庭が池みたいになったとき、水中ポンプがあると本当に助かりますよね。
ひとくちに水中ポンプと言っても、きれいな水を送る清水用、泥やゴミ混じりの水を扱う汚水用など種類が分かれています。まずは自分がどんな水を動かしたいのかを決めるところから始めましょう。
水中ポンプの選び方で見るのは揚程と水質の2つ
選ぶときにまず見るのは「揚程」と「水質」の2つで、この2つが合っていればほぼ失点しません。
揚程は水をどれだけ高く押し上げられるかを表す数字です。地下から地上へ、低い庭から道路の排水溝へと水を送るなら、その高低差に少し余裕を足した揚程を選ぶと安心です。
ポンプ選びの数字については、庭の池ポンプを実際に使って紹介している記事でも、こう書かれていました。
「揚程は池の高さプラス少し余裕、吐出量は池の水量を1〜2時間で一周できる量がひとつの目安になります」(引用元 池用ポンプのおすすめ4選! | ソニックE)
もうひとつの水質は、扱う水がきれいか汚れているかという話です。雨水や井戸水のようなきれいな水なら清水用、泥や砂、汚物が混じるなら汚水用や強力型を選びます。汚れた水に清水用を使うと、詰まって壊れる原因になります。
水中ポンプのおすすめ9選!用途で選べるモデルを比べた
ここからは、家庭で使いやすいものから工事現場向けまで9台を順番に紹介します。自分の使いたいシーンに近いものを探してみてください。
第1位:工進 汚水用水中ポンプ ポンスター PX-654

我が家で長く使っているのが、工進のポンスターPX-654です。泥まじりの水も吸える汚水用で、家庭の庭やDIY現場の排水にちょうどいいサイズ感の一台です。
大雨で庭の隅に溜まった濁った水を、10分ほど沈めておいたらすっかり引いてくれました。軽くて持ち運びやすく、ホースをつなげばすぐ使えるのも気に入っています。
吐出量は業務用ほど多くないので、広い駐車場まるごとの排水には時間がかかります。家庭まわりの排水用と考えれば、これで十分すぎるくらいです。
家庭の汚水排水にちょうどいい一台
第2位:工進 ポンディ 清水用水中ポンプ SM525H

きれいな水を動かすなら、同じ工進のポンディSM525Hを使っています。清水用なので、雨水タンクの水を庭にまくときや、貯めた水の入れ替えにスッと使える扱いやすいモデルです。
タンクに溜めた雨水を花壇にまくのに使っていますが、静かでコンパクトなのが気に入っています。水やりの手間がぐっと減って、夏場はこれなしでは考えられなくなりました。
汚れた水や泥水には向かないので、そこは汚水用と使い分けが必要です。清水専用と割り切れば、家庭の水回りで幅を利かせてくれます。
清水の排水と水やりに便利
第3位:ツルミ 一般工事排水用水中ハイスピンポンプ LB-480

現場でよく見かける定番が、ツルミのLB-480です。水中ポンプの専業メーカーらしい堅い作りで、工事現場の一般排水にそのまま使える信頼度の高い一台です。
以前、知人の現場で使わせてもらったことがありますが、砂を少し含む水でも安定して吸い上げてくれました。口コミでも「業者がよく選ぶだけあって頑丈」という評価が目立ちます。
家庭用のミニポンプより価格も本体サイズも上がります。長く現場で使う前提の道具なので、たまの排水だけならもう少し手軽なモデルでも足ります。
工事現場の定番排水ポンプ
第4位:ツルミ 雑排水用水中ポンプ 自動型 50PNA2.4S

水位を見張って勝手に動いてほしいなら、ツルミの自動型50PNA2.4Sです。水が溜まると自動で動き、引くと止まる自動運転型なので、夜間や留守中の排水を任せられるモデルです。
販売店に聞くと、地下ピットや常に少し水が出る場所の排水で選ばれることが多いそうです。人がずっと見ていなくても済むので、手間を大きく減らせます。
自動運転のぶん構造が複雑で、価格も手動のモデルより上がります。ときどき動かすだけなら手動式で十分ですが、放っておきたい場所には頼れる存在です。
自動運転で溜まり水を監視
第5位:京セラ 旧リョービ プロ用ポンプ AMG3000

パワーで選ぶなら、京セラ(旧リョービ)のAMG3000が候補です。プロ用として設計された高出力モデルで、大量の水を一気に送りたい現場でしっかり働いてくれます。
レビューでは「排水スピードが速くて頼もしい」「大きめの庭池の水替えが短時間で終わった」という声があります。電動工具で実績のあるブランドという安心感も選ばれる理由です。
力がある反面、本体は大きく重めなので、狭い場所や少量の排水にはオーバースペックです。広い範囲をまとめて排水したい人に向いています。
パワー重視のプロ用モデル
第6位:HiKOKI 工事用水中ポンプ AP400

電動工具でおなじみのメーカーで選ぶなら、HiKOKIのAP400です。工事用の清水排水向けで、電動工具づくりで培った作りの良さがそのまま感じられる一台です。
口コミでは「同ブランドの工具と揃えて使っている」「モーターが丈夫で長持ち」という声が見られます。工具メーカーならではの安心感を求める人から支持されています。
清水向けなので、泥や砂を多く含む水には向きません。きれいな水の排水がメインで、ブランドの信頼感も大事にしたい人にはぴったりの選択です。
電動工具メーカーの安心感
第7位:寺田 汚水用水中ポンプ SA-150C

昔ながらの信頼で選ぶなら、寺田ポンプのSA-150Cです。国内の老舗ポンプメーカーの汚水用モデルで、シンプルで丈夫な構造が長く選ばれ続けている理由です。
レビューを見ると「何年も故障せず使えている」「作りが素直で扱いやすい」という声が中心です。派手さはないものの、道具として信頼できる堅実さがあります。
最新モデルのような自動運転などの機能はありません。余計な機能はいらないから頑丈な一台がほしい、という人に向いています。
昔ながらの丈夫な汚水用
第8位:寺田 汚物混入水用水中ポンプ 自動 PXA-400

汚物混じりの水まで扱うなら、寺田のPXA-400です。固形物を含む汚水にも対応した自動型で、浄化槽まわりや汚水ピットの排水を任せられるモデルです。
販売店へのリサーチでは「浄化槽の入れ替えや汚水対策で使われる」という話がありました。水位に応じて自動で動くので、汚れた環境でも人が張り付かずに済みます。
扱う水が水だけに、使ったあとの手入れは少し気を使います。とはいえ、家庭用ポンプでは手に負えない汚水を相手にできる頼もしさがあります。
汚物混じりの水も自動排水
第9位:寺田 水中スーパーテクポン 自動 CXA-400

砂を含む水に強いのが、寺田のスーパーテクポンCXA-400です。砂や細かいゴミが混じる水に対応した自動型で、井戸まわりや砂の多い現場でも詰まりにくいのが持ち味です。
口コミでは「砂を吸っても止まりにくい」「自動でオンオフしてくれて楽」という評価が見られます。砂まじりの水を扱うと通常のポンプは詰まりがちですが、これは名前どおりの粘り強さがあります。
特殊な用途に寄っているぶん、きれいな水だけを扱うならもっと安いモデルでも足ります。砂に悩まされている人には、控えめに言って救世主のような一台です。
砂を含む水に強いテクポン
水中ポンプを排水シーン別に体験目線で比べてみた
数字だけだと選びにくいので、実際に使ったりリサーチしたりして感じた「設置のしやすさ」と「詰まりにくさ」も入れて並べました。
| 商品名 | 水質 | 電源 | 設置のしやすさ | 詰まりにくさ |
|---|---|---|---|---|
| 工進 PX-654 | 汚水 | 100V | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 工進 SM525H | 清水 | 100V | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| ツルミ LB-480 | 一般排水 | 100V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ツルミ 50PNA2.4S | 雑排水 | 100V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 京セラ AMG3000 | 一般排水 | 100V | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| HiKOKI AP400 | 清水 | 100V | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 寺田 SA-150C | 汚水 | 100V | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 寺田 PXA-400 | 汚物混入 | 100V | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 寺田 CXA-400 | 砂混じり | 100V | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
こう並べると、家庭の庭やDIYなら工進の100Vモデルが扱いやすく、汚れた水や現場の排水には寺田やツルミが強い、という住み分けがはっきりします。扱う水の種類から逆算して選ぶと迷いません。
水中ポンプを安全に長く使うためのコツ
安全に使うコツは「水がある状態で動かすこと」と「屋外用の防水コンセントを使うこと」の2つです。ここを守ると事故も故障も減らせます。
水中ポンプは水の中で冷やされながら動くものが多く、空回しするとモーターが一気に傷みます。水が少なくなったら早めに止めるようにしてください。
電源まわりも大切です。屋外で使うので、漏電をすぐ止める機能の付いた防水コンセントを使い、コードは水たまりを避けて配線しましょう。水と電気の組み合わせは、安全をいちばんに考えるのが基本です。

底のドロを直接吸わないように、レンガを一枚かませて少し浮かせて置くと詰まりにくくなりますよ!!
正直、最初は「沈めるだけでしょ」と軽く見ていたんですが、置き方ひとつで詰まりやすさがまるで変わりました。実際に使った動画も参考になるので、置いておきますね。
水中ポンプと一緒に用意したいホースと道具
本体とあわせて「排水ホース」と「防水の延長コード」を用意しておくと、届いたその日から排水を始められます。
ポンプの吐出口に合う太さのホースがないと、せっかく届いても水を流せません。長さにも余裕を持っておくと、排水先が思ったより遠くても対応できます。
吸い込み口にストレーナーやスポンジを付けておくと、大きなゴミや葉を巻き込まなくなって詰まりが減ります。まとめて買っておくと送料の節約にもなります。
ここまで9台を紹介してきました。家庭の庭やDIYなら工進の100Vモデル、現場の排水ならツルミや寺田、砂まじりの水にはスーパーテクポン、と扱う水で選べば失点しません。あなたの用途に合う一台が見つかれば嬉しいです。
●ムラサキしん
ムラサキしんDIY工具やガーデン用品を得意とするプロライター。この記事の筆者は、家庭用の水中ポンプを実際に使いつつ、販売店やメーカーへの取材とリサーチをもとに執筆しています。読者目線での選びやすさを大切にしています。

