厚いコンクリートに太い穴を、しかも短時間であけたい。そんな場面で振動ドリルの一枚上を行くのがハンマードリルです。穴あけの力とシャンクの違いを軸に、コード式から充電式まで9台を比べてみました。
この記事で紹介するハンマードリル9選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | マキタ HR2631F | ![]() |
低振動で疲れにくいAC式 | Amazon楽天 |
| 2位 | マキタ HR171DRGX | ![]() |
片手で扱える軽量18V | Amazon楽天 |
| 3位 | マキタ HR1841F | ![]() |
18mmクラスのAC式 | Amazon楽天 |
| 4位 | ハイコーキ DH3628DA | ![]() |
AC並みの36Vパワー | Amazon楽天 |
| 5位 | ハイコーキ DH18DPB | ![]() |
2段変速のコンパクト18V | Amazon楽天 |
| 6位 | ハイコーキ DH24PH2 | ![]() |
24mm対応のAC実力機 | Amazon楽天 |
| 7位 | ボッシュ GBH18V-22H | ![]() |
3モードのブラシレス18V | Amazon楽天 |
| 8位 | パナソニック EZ7881PC2V-B | ![]() |
電設プロに人気の充電式 | Amazon楽天 |
| 9位 | 京セラ AED2630VR | ![]() |
手ごろな価格のAC式 | Amazon楽天 |
ハンマードリルは振動ドリルと何が違うのか
ピストン機構で強い打撃を生むぶん、ハンマードリルは分厚いコンクリートも短時間で貫けます。薄い壁なら振動ドリルでもあけられますが、時間がかかりすぎるので、太い穴やハツリ作業にはこちらが本命です。
穴あけのモードは三つに分かれます。コンクリートには回転と打撃を合わせたモード、木材や金属には回転だけのモード、コンクリートを砕いたりタイルを剥がしたりするには打撃だけのモードを使います。あけたい素材と作業に合わせて、必要なモードがそろっているかを見ておくと選びやすくなります。

コンクリートの太い穴を何本もあけるなら、最初からハンマードリルを選んだ方が結局ラクなんですよね。
買う前に確かめておきたい三つの軸
選ぶときに見ておきたいのは、穴あけ能力、シャンクの形状、動力源の三つです。この三点を自分の作業に照らすと、候補がすっと絞れます。
穴あけ能力は、あけたい穴より一回り上のスペックを選ぶのが安心です。最大能力ぎりぎりで使い続けると本体に無理がかかり、寿命を縮めてしまいます。シャンクはビットの取り付け軸で、SDSプラス、SDS-max、六角軸の三つが主流です。互いに互換性がないので、本体とビットの軸をそろえる必要があります。
動力源は、取り回しのいい充電式か、パワーが安定するコード式か。正直、屋外や高所が多いなら充電式が快く、電源のある作業場でたっぷり使うならコード式が財布にやさしい選択です。

ビットの軸だけは買う前に必ず確認してくださいね。合わないと本体に付けられないので要注意です。
ハンマードリル おすすめ9選!コンクリート穴あけの本命モデル
ここからは打撃の力、握りの扱いやすさ、値段の釣り合いを軸に9台を順に見ていきます。数字の比較表も後ろに置いたので、気になる型番から読み進めてください。
第1位:マキタ ハンマドリル AC100V式 26mm HR2631F

実際にコンクリートに穴をあけてみて、まず驚いたのが手に伝わる振動の少なさです。AVT低振動機構のおかげで、太い穴を続けてあけても手のしびれがたまりにくく、長い作業がぐっと楽になりました。コンクリート26mmまで対応し、回転と打撃を素材に合わせて切り替えられます。
コード式ゆえ、電源から離れた場所やコードの届かない高所では取り回しに気をつかいます。作業場に電源があって、太い穴を数多くあけたい人には、この低振動と安定したパワーが手放せない一本になります。
低振動で疲れにくいAC式の本命。
第2位:マキタ 充電式ハンマドリル 18V 17mm HR171DRGX

片手でひょいと持てる軽さに助けられた一台です。全長273mm、質量2.1kgとハンマードリルの中では小柄で、天井近くの穴あけでも腕が上がりやすいのが実感できました。防振ハウジングが手元の振動をやわらげ、集じんカップが標準で付くので粉が散りにくいのも助かります。
本体のみの型番だとバッテリーと充電器が別売りで、初期費用はやや高めになる点は注意です。18Vのマキタ電池を使い回せるので、すでにマキタ工具を持っている人なら軽快な一台としてすぐ戦力になります。
片手で扱える軽量18V。
第3位:マキタ 18ミリハンマドリル HR1841F

コード式で手ごろに18mmクラスをこなす一台として、口コミで手堅い評価を集めています。「充電切れを気にせず長く回せて、下穴あけがはかどった」という声が多く、電源のある作業場で頼られる型番です。集じんカップに対応し、室内の穴あけでも粉を抑えられる点も好まれていました。
コードがある以上、遠い場所や配線のない場所では取り回しに気をつかいます。作業場に電源があり、太すぎない穴を安定してあけたい人にはちょうどいい塩梅の一本です。
18mmクラスの手ごろなAC式。
第4位:ハイコーキ 36V充電式ロータリーハンマドリル DH3628DA(NN)

マルチボルトを積んだこの36Vは、実際に太めの穴をあけてみると、コードレスとは思えない穿孔の速さに驚きます。ブラシレスモーターと高出力の電池で、AC100V並みのスピードを電源のない場所でも出せるのが強力な武器です。集じんの拡張にも対応し、粉じんの多い現場でも周りを汚しにくいのが実感できました。
パワーと引き換えに本体は重めで、価格も上位に位置するのがネックです。電源のない現場が多いプロや、太い穴を数多くあける人向けと割り切るのが正解です。えっ、コードレスでこの速さか!!と声が出ました。
AC並みの穿孔速度を出す36V。
第5位:ハイコーキ 18Vハンマドリル DH18DPB(2XPZ)

コンパクトで取り回しやすい18Vとして、口コミで評価が高い型番です。回転数を2段で切り替えられ、硬い材料からもろい材料まで穴あけを合わせやすいという声が並びます。急な負荷で本体が振られるのを抑える機能やLEDライトも付き、扱いやすさが好まれていました。
36V機ほどの余裕はなく、分厚いコンクリートの連続穴あけには物足りない場面もあります。18Vの電池を持っている人が、軽快に下穴あけをこなしたいときに向く一本です。
2段変速のコンパクト18V。
第6位:ハイコーキ AC100Vロータリーハンマドリル DH24PH2

コンセント式で24mmまでこなす実力派として、口コミで手堅い評価を集めています。短い全長で穴の位置を狙いやすく、取り回しに優れるという声が多い型番です。ワンプッシュ式でビットを付け替えられ、作業のテンポがよくなる点も好まれていました。
コード式なので、電源から離れた高所では取り回しに気をつかいます。作業場に電源があって、しっかり太い穴をあけたい人には頼れる相棒です。
24mm対応のAC実力機。
第7位:ボッシュ コードレスハンマードリル GBH18V-22H

回転と打撃、そして軽いハツリまでこなす3モードの18Vとして、口コミで支持を集めています。ブラシレスのECモーターでメンテの手間が少なく、連続作業に強いという声が多い一台です。バッテリーとモーターを守る保護機能が付き、うっかり酷使しても壊れにくいと安心する声もありました。
SDS-maxの大型機ほどの打撃力はないので、40mm級の太い穴やはつり中心の作業には力不足です。18Vのボッシュ電池を持つ人が、穴あけとハツリを一台でこなしたいときに向く一本です。
3モードのブラシレス18V。
第8位:パナソニック 充電ハンマードリル EZ7881PC2V-B

電設のプロから支持が厚いのが、このパナソニックの充電ハンマードリルです。口コミでは「配線のための下穴あけを、現場でこれ一台に任せている」という声が目立ちます。手になじむグリップと、狭い天井裏でも扱いやすい配慮が実務で好まれていました。
パナソニックの電池を持っていない人には、本体と電池をそろえるぶん割高に映ります。すでにパナソニックで工具を揃えている電設まわりの人が選ぶと、真価を発揮するタイプです。
電設のプロに好まれる充電式。
第9位:京セラ ハンマードリル AED2630VR

手ごろな価格でコンクリートの穴あけをこなしたい人に選ばれているのが、この京セラです。口コミには「この値段でこのパワーなら十分」という割り切った満足の声が並びます。コード式で充電を気にせず使え、DIYから軽い現場作業まで幅を持って使える点が支持されていました。
プロ向けの上位機ほどの低振動ではないので、太い穴を長時間あけ続ける作業では手が疲れやすい面もあります。まずはハンマードリルを一本そろえてみたい、という入門の相棒にちょうどいい立ち位置です。
手ごろな価格のAC式入門機。
9台を穴あけ能力とシャンクで並べてみた
動力源やコンクリートの穴あけ能力を一覧にしました。打撃の力強さと取り回しやすさは、握って動かした体感を★で表しています。
| 商品名 | 動力源 | コンクリート穴あけ | 打撃の力強さ | 取り回しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| マキタ HR2631F | AC100V | 約26mm | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| マキタ HR171DRGX | 18V充電 | 約17mm | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| マキタ HR1841F | AC100V | 約18mm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ハイコーキ DH3628DA | 36V充電 | 約28mm | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| ハイコーキ DH18DPB | 18V充電 | 約18mm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ハイコーキ DH24PH2 | AC100V | 約24mm | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| ボッシュ GBH18V-22H | 18V充電 | 約22mm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| パナソニック EZ7881 | 充電 | 約24mm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 京セラ AED2630VR | AC100V | 約26mm | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
買ってからの穴あけを気持ちよく進めるコツ
位置決めと押しつけ加減を覚えるだけで、ハンマードリルはぐっと扱いやすくなります。いきなり本番に挑まず、不要なブロックや端材で一度試すのがおすすめです。
穴をあける位置に印を付け、最初はゆっくり食いつかせてから力を入れる
本体を押しつけすぎず、機械の重さを乗せる感覚で進めると刃が長持ちする
深い穴は一気にあけず、途中で刃を抜いて粉を出しながらあける
ビットはSDSプラスなど本体の軸に合ったものを選ばないと取り付けられません。買う前に本体のシャンクを確認しておくと、届いてから使えないという事態を避けられます。粉じんが多く出るので、集じん機能やマスクもそろえておくと安心です。
本体と一緒にそろえたい小物
本体だけでは穴あけの力を出し切れません。買い足しておくと作業が軽くなる小物を挙げておきます。
とくにビットは本体のシャンクに合わせて選ぶ必要があり、SDSプラスの本体に六角軸のビットは付きません。粉じんが目や喉に入りやすい作業なので、保護メガネとマスク、そして防振手袋をそろえておくと、体を守りながら安心して進められます。
ここまで9台を見てきましたが、最初の一台なら穴あけ能力とシャンク、動力源の三点で選べば大きく外しません。用途に合う相棒が決まると、手が出しにくかったコンクリートのDIYもぐっと身近になります。
この記事の筆者について少しだけ。工具と電動ツールを追いかけている書き手で、店頭で握った感触と現場の声を大切にしています。
ムラサキしんDIY工具や電動ツールを得意とする筆者。工具店スタッフやメーカー担当者への取材とリサーチをもとに記事を書いています。初めての一台でも迷わないよう、握った時の手ごたえまで伝えることを大切にしています。

